HMS 神奈川レジャーランド厚木店


 12月3日神奈川レジャーランドサーキットにおいて、HMS(ひろさかメカニック
 サポート)を行いました。 依頼主はRC歴30年以上のベテランM氏、今回は
 サポートというより談話、また今後のイベント等に協力頂けるという事、そして
 今回は、RGT−2を2台購入して頂き、それのテスト、ハイデンドカーとの
 比較等々...

 M氏とは、以前にもHMSでお世話になっていますが、今回は10年ぶりの
 再開となりました。

 場所は、神奈川レジャーランド内サーキット。 大変広いゲームコーナーの一角
 にカーペットコースが2面あります。 ドリフトコースとグリップコースという事です。



 こちらは、グリップコース。大きさも十分、大変フラットなカーペットコースです。
 コーナーは小さい所には、内側にはガードが無く、赤いラインだけとなっている。
 これは、マシンにダメージが無く、大変良いアイディアですね。


 こちらが、ドリフトコース。


 大変広いゲームコーナーの奥に受付がある。 基本は、1時間¥500
 他に割引制度もあるそうな。


 今は殆ど無用となった、バンド管理ボード。


 コンプレッサーも完備されている。



 当然冷暖房は完備、ピットも広く大変良い環境ですが、利用者はあまり多くは
 ないとの事。 不思議です。

 さて今回は、ベテランM氏による、RGT−2のかなりに詰まった走行が見られる
 と楽しみにしていました。
 現在は特にレース活動等はされていなく、マシンセッティング等を楽しんでられる
 との事。


 まず最初の走行は、1号車 モーターは6.5T バッテリーはショートリポ。
 普段走行されている、スポンジタイヤでの走行。カーペットにスポンジタイヤ..
 これはハイサイドのパターン。 ただこのコースでは、グリップ剤は使用出来ない。
 タイヤはGP用との事。


 参考までにタイムを計測。 まずは軽くウオーミングアップラン、そして2分間の
 タイムを計測。 ベストラップ、最遅ラップ 平均ラップ、トータルタイムを記録
 する。

 さすがにベテラン、全く危なげ無い走行。 レースでは無いが、テストやデータ
 取りには最適の走行。 勿論細かい部分での調整等はされているが、大きな
 変更等は無いとの事。 私の見る限りでは、セッティングのアドバイス等は、
 必要なさそう。

  トータルタイム 最速ラップ 最遅ラップ 平均ラップ
1回目 13L 2'05"54 9"50 9"78 9"66



 次は全く同じ仕様で、タイヤのみゴムタイヤに交換してテスト。
 こちらも大変安定した走行。 見た目には大きくラップは落ちてい無い感じ。

  トータルタイム 最速ラップ 最遅ラップ 平均ラップ
1回目 13L 2'05"54 9"50 9"78 9"66
2回目 12L 2'01"89 9"94 10"44 10"11

 凡そ、0.5秒落ち位での走行。 まあ、妥当な所でしょう。


 次は、2号車でテスト。 こちらは大きな変化は、バッテリーが通常のタイプ。
 モーターは13.5T どの位の差がでるのか?


 結果。
  トータルタイム 最速ラップ 最遅ラップ 平均ラップ
1回目 13L 2'05"54 9"50 9"78 9"66
2回目 12L 2'01"89 9"94 10"44 10"11
3回目 12L 2'06"59 10'40 10"77 10"55

 これまた、0、5秒落ちの様な結果となった。 しかし、確かにモーターのターン
 数が増え、重量も約50g位重いが、もう少し早く走行が可能と私は考えた。
 M氏の走法は、現代風のブレーキング走法で、このコースではモディファイでは
 有効かも知れないが、私の見た限りではこのコースで一番速く走行出来るのは
 フロントワンウエイと感じた。

 勿論、レースでは無く、タイムを出す為の事でレースとなれば、競り合い等で、
 ワンウエイは不利になる事も考えられますが...

 現在はフロントもデフ仕様となっている。その為に走法としては、ブレーキング
 走法となっている。そこで私は、一つの提案として、ブレーキを使用しないで
 走行してくれませんか? 氏は勿論走法の変化が出来るドライバーです。

 そして、走行。 これは今回の主旨では無い為にあえて深くは追求はしません
 が、別の機会で突き詰めれば面白いと思います。

 結果としては、詳細のデータは取っていませんが、1号車の6.5Tと殆ど変ら
 ないラップタイムが出ました。ただ、ラップは安定しない。これはやはり慣れの
 問題もあるでしょう。

 そして最後に、従来より仕様されている、ハイエンドカーとの比較をしました。
 主な仕様としては、1号車とほぼ同じです。重量は少し重い程度です。

 こちらの結果は。
  トータルタイム 最速ラップ 最遅ラップ 平均ラップ
1回目 13L 2'05"54 9"50 9"78 9"66
2回目 12L 2'01"89 9"94 10"44 10"11
3回目 12L 2'06"59 10'40 10"77 10"55
4回目 12L 2'02"34 9"99 10"40 10"19

 RGT−2 とほぼ同じ結果となりました。 勿論、少ないテストの結果の為に
 完璧な結果ではありませんが、きっちりと整備セッティングされれば、ハイエンド
 カーと遜色の無い走行が出来る事が分かりました。

 走行を見た感じでは、ハイエンドカーでは、大変敏感で操縦が難しそうで、
 これ以上グリップが上がると、ハイサイドを起しそうな感じで、RGT−2では
 少しダルく感じるかも知れないが、きっちりとラインを決めると、もっと速く走行が
 可能だと感じます。

 各パーツのクオリティは、かなり違いますが、見た目は非常に良く似ている。



 今回のHMSは単発ではなく、今後も何らかの形で継続していける様に協力
 を頂く旨の為に、色々と検討をしました。 私としては出来ればここで教室でも
 開ければ面白いかな? と考えています。 一度店長等と相談をしたいとの
 事を伝えました。

 また早速ですが、12月30日(火)に、一般参加形式でHMSを再度行う
 予定となりました。

 これは、RC愛好者が集まって、年忘れ走行会となる予定です。 スポンサーは
 M氏で、会費等は必要無く、車も自由です。 各自自分の好みの走行時間
 の料金を払って頂ければ良いです。 駐車場は無料です。 施設は24時間
 営業です。 是非皆さん参加して下さい。