廣坂 物語
History of the family and Masami.
更新 2025/08/16廣坂ファミリー 及び 正美 の生い立ち、歴史を記録します。
注: 私の本名は、廣坂 正明 ですが、 ヨコモ在籍中は会社の意向にて
広坂 真詮 (ヒロサカ マサアキ) を使用していました。
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廣坂物語 番外編 2024/05/25更新
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YOUTUBE
A さんより、投稿頂きました。
1987年 IFMAR 世界選手権 オフロード4WD 決勝
http://youtu.be/T80_RFh7Qog
1988年 IFMAR世界選手権 オンロード 1/12決勝
http://youtu.be/ykKNnyqEHXk
1993年バジルドンでのオフ世界選手権の決勝
http://youtu.be/vDwX3DGLuPo
1994年 IFMAR世界選手権 オンロード 1/12決勝
http://youtu.be/FsKENSGBG-k
1994年 IFMAR世界選手権 オンロード(プロ10) 1/10決勝
http://youtu.be/H3aoGqCzrAM
1996年 IFMAR世界選手権 オンロード 1/12決勝
http://youtu.be/X4WPnYJs4XA
1997年 IFMAR世界選手権 オフロード4WD 1/10決勝
http://youtu.be/tzk9Qvt_T2Q
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1988年1月より半年間連載されました、漫画 TOP 1(トップワン)
のコピーです。
コミック ボンボン 掲載 TOP−1 ← クリック

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Vol−114
1989年 オフロード世界選手権カー RC−10

1998年オーストラリアでのオフロード世界選手権にてアソシエイテッドのRC−10で
正美が優勝する事が出来た。しかしこの時のマシンはプロトタイプのステルスカーで
数名のメンバーしか使用出来ず、上位1,2,3位と独占した。
しかしステルスカーの為練習、レースを問わず一切公開せず内部の写真等も取材も
拒否された。 ピットはチームだけのテントで他人は一切入れない状態だった。
私も整備の時も大変気を使いシャーシにタオルをかけて整備するような有様だった。
そしてレース後36年の今、レプリカが販売され内容が公開される事となりました。
10月にはアメリカ、ラスベガスにてビンテージレースの大会が開かれる事となり、正美と
私まで招待される事となった。
そして新しいステルスキットが送られて来た。 正美はこのマシンでレースに参加する事
となり、早速キットを組み立てる事とした。
レース時私がマシンを入手したのは現地でレース前の練習時だった。そして車は組立て
られた状態であった為に最初から組立てするのは今回が初めてとなる。
当時は最初からの組立てはしていないが、レース中の修理やメンテが必要な為に
予備知識として何度か車の分解組立ては練習した。
当時は車を大きく改造したりする事は無かったが、私達が使用する予定だったBX用の
パーツを一部使用する事とした、例えばバッテリープレート、ウイングマウントは私の
オリジナルパーツです。
今回の組立ては、10月のラスベガスのレースを目指しての組立てで、あくまで私流の
組立てです。
レポートは、順次追加して行きます。
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NO−1 2025/08/12
正美がキットを持ってきました。

組立てに入りますが、私の予想通りビスはインチサイズでした。

もう2度と使う事は無いと思っていたインチサイズ工具を探し出しました。

まずはマニュアル通りに進めます。

サーボセーバーは少し緩くステアリングにガタが出る事もある為にストラップで
固定してしまいます。


私は整備時にはビス類にWD−40を吹きかけます。 パーツ同士の焼き付き
を防ぎ、雨天走行時等の時に錆を防ぎます。


タイロッドにボールを取り付けます。

レース時はカーボンシャーシでしたが。キットはアルミの様です。 オプションで
カーボンも有るようです。 走り較べたいです。
タイロッドをシャーシに取り付けます。ベアリングは無くナットの締め付け具合だけ
の調整で、ガタ無くスムーズに動かすにはかなり微妙な調整が必要です。

BAG:B の組立て フロント部

Fサスマウントとショックタワーを取り付け。

サスアームはかなりロングとなっている。ハブキャリア、ステアリングブロックは従来
と同じ。

フロント部の完成。

私の作業台の前には、いつも正美が睨みを利かせて...違う! 見守って
くれて居ます。

BAG:C ステルスミッションの組立て。

今回の車の最大の特長の一つのミッション、正直以前のミッションはギアの磨耗
等少し問題があったが、ギア類が一新された。
私も始めての使用で、レース前に修理やメンテの為に何度も分解組立てをいた。

パーツ点検していた時、見慣れない白いパーツ、当時には無かったものだが
プレートとケースとの間の防塵スポンジと認識。 しかし不思議な事に2枚ある。
使用は一箇所だと思う、まさかサービス? アソシではそれはありえない。
多分、梱包ミスだろう。

ビス、ベアリングは例によって、WD−40を吹きつけ。

デフリングやデフボールは脱脂の為クリナーで拭く、

スラストベアリングにはブラックグリスを塗る。

シャフトビスはミリサイズなので注意が必要、2mmレンチが必要。

デフジョイントの外側にリングのスリップ防止の為に、デフルーブを塗る。

デフボールにルーブを塗る、ルーブのケースにボールを入れると作業がし易い。

デフギアにボールを入れる。

ルーブは少し多い目に入れたほうが良い。

ベアリングを入れて組込む。 デフの調整はビスを軽く一杯締め込み約一回転
戻すのが良いと思います。

各ギアにベアリングを入れケースに入れる、この時にギアにグリスを塗る。

ギアをゆっくりと回し、グリスを満遍なく塗れるようにする。

スペーサーと防塵スポンジをいれ。モータープレートを取り付ける。


ケースのビスはあまり強く締めこむとケースが変形して回転が重くなります。

スリッパーを組み込みます。

スリッパーのビスの締め込みはデフの両サイドをレンチ等で固定すると簡単です。
スリッパーは一度軽く一杯まで締め込み、その後かなり緩めておきます。
調整は走行時に行います。

モータープレートとアンダーガードの取り付け部にアールの違いがあり上手く合い
ません、モータープレートの下側を曲げるか、私は切り落とす事が多くありました。


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NO−2 2025/08/16
BAG:B に取掛かります。

フロントバルクヘッドとショックタワーを取り付けます。


ミッションをシャーシに取り付けます。

BAG:D リア足回りの組立て。

パーツ類。

ショックタワーマウントをシャーシに取り付けますが、完全に締め付けず少し
緩めに締めます。

上のプレートを取り付けてから、下のビスを締め付けます。

アンテナ用のアルミパイプは使用しません。



ボディマウントは不要ですが、他のボディをつける事もある為に一応残しています。

ユニバーサルも繋ぎ部分にブラックグリスを塗ります。

ユニバーサルをハブキャリアに入れます。

ロールピンは一度入れると抜けにくくて良いですが、入れにくい為に最初に
端の部分をプライヤー等で挟み少し細くすると入れ易いです。

サスアームをシャーシに取り付けます。

ティシュを少し丸めます。


丸めたティッシュをデフジョイントに入れ、ユニバーサルを差込みます。


これでスラストベアリングやスプリングに砂等が入るのを防げます、

アームが付きました。

ダンパーの組立て。

Oリング、スペーサー。

シリンダー、シャフト。

オイルシールのパーツ。


パーツの順番を間違わない様に順番に入れます。

それをシリンダーにカチッと音がするまで押し込みます。

ピストンをシャフトに取り付けます。


オイルを入口近くまでいれます。

シャフトをゆっくりと上下させると、泡が出てきます。

泡が出なくなったらオイルを注ぎ足します。

フロントは少し山なりになるくらいオイルを入れフタを軽くしめます。

シャフトを押し込み最後まで入らない場合はオイルが多いです。

その場合は、フタを少し緩めてシャフトを押すとオイルが漏れます。
フタを締めでシャフトが根元まだピッタリと入るところがベストです。

リアは口にギリギリのところまでオイルを入れて調整します。

スプリング等を取り付けダンパーの完成。

ダンパーをシャーシに取り付けます。

フロントショック。

リアーショックの取り付け。


つづく....