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 廣坂 物語 
 History of the Hirosaka family and Masami.


 廣坂 正明 及び 正美 の生い立ち、歴史を記録します。

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   Vol−116

  2002年 オンロード世界選手権


 
2002年世界選手権は、昨年中止になった、オフロードも含め4種目が
 連続して開催される事となった。すべてに参加するとなると、6月6日から
 18日の12日間となる。

 私達は4種目参加出来る覚悟はあったが、会社からの反対もあり、結局
 はオンロードの2種目のみの参加となった。

 メインはやはり最近の人気上昇のツーリングカーだが、私は昨年用に試作
 したプロトで4WDにも参加したかった。

 ツーリングも色々とプロトを製作、テストをしてきたが、今年は開催時期が
 早い為に時間が無かった。4月にはプレワールドに参加したが、まだマシン
 も決まらなかった。

 その後プロトも思う様に進まず、時間切れでプロトは断念した。
 そして1/12も改良を試みてプロトの製作テストも行っていたが、丁度
 カーボンの板材料のメーカーから新しい素材のサンプルが届いた。

 それはカラーカーボンで見た目に大変新しく綺麗で、構造は両面の1プライ
 のみ樹脂の繊維で中はカーボンという新しいものだった。

 私は見たもさることながら、剛性に注目した。私は特性的にはカーボンは
 あまり好きでは無く、FRPの方が好きです。

 カーボンは反発力が強くハネに繋がる、FRPは素材にダンパー効果があるが
 柔らかいのが欠点に思えた。

 この新素材はこの両方の性質を備えているのでは?と思い早速テストに
 取りかかった。

 テストでは素材の性質が一番良く出る、1/12で従来のカーボンと同じ
 形状で性質の違いをテストしたところ、やはり私の思い通りに大変良い
 結果を得ることが出来た。

 そして1/12はこの素材をベースに新しく設計をした。またツーリングカー
 にも使用すれば良い結果が出ると思われたが時間的に無理と考えた。

 そしてこの素材は、私は、SSG(シルバーサーフェース グラファイト)と
 名付けた。














 

 

 




















 

 

 

 



 
























  
 

 

















 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




























 13回目の世界チャンピオン獲得




 今回世界選手権では始めてSSGシャーシを採用。




 サーボマウントの下にOリングを入れ、ショックを吸収。


 サスアームピンはチタン製。


 シャーシのサイドリアにバラストを積み、リアに荷重をかける。




 モーターマウントはアルミ製。


































  Vol−117 へ つづく...




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